この記事は2025年8月に家族で宿泊した際の体験をまとめています。最新の料金やイベントは公式サイトをご確認ください。
高原リフレッシュの家族旅
お盆の帰省で石川県金沢市から神奈川へ戻る途中、家族4人で立ち寄ったのが標高1,800mに建つ「万座プリンスホテル」。
学生時代に友人たちと訪れた思い出の地を、今度は家族と共有したいという気持ちと、避暑を兼ねたリフレッシュが目的でした。
さらにホテル公式HPで紹介されていた「星空観賞教室」にも惹かれ、都会では見られない満天の星を体験してみたいと思ったのです。
アクセス
志賀さわやか街道を抜け、渋峠に差しかかると観光客でにぎわう渋峠ホテル前を通過。駐車は難しそうだったので立ち寄らず、その先の日本国道最高地点(標高2,172m)で停車し、家族で記念撮影をしました。眼下に広がる志賀高原の景色は圧巻で、旅のハイライトのひとつになりました。

そこから万座方面へ進むと、徐々に万座温泉特有の硫黄の香りが漂ってきます。車内では子どもたちが「くさいー!」と大騒ぎ。大人にとっては「温泉地に来たな」という実感ですが、子どもたちにとってはちょっとしたイベントのようでした。
ホテルに到着すると、駐車場も広く、チェックインもスムーズ。高原の澄んだ空気に包まれ、旅の疲れが一気に和らぎました。
※浅間山は火山活動の状況によって、一部道路や登山道が通行止めになる場合があります。最新情報は 嬬恋村観光協会公式HP や 気象庁 火山情報 をご確認ください。
🚗 ドライブの注意点
- 山道は慣れないと不安ですが、焦らず安全運転を
- カーブが多いため、車酔いしやすい人は事前に酔い止めを
- 気圧の変化で耳が痛くなりやすいので、ガムやあめを用意すると安心
ホテルの部屋タイプと今回選んだ和室
万座プリンスホテルには、洋室ツインやダブル、和洋室、そして和室など、
人数やスタイルに合わせて選べる部屋タイプがあります。
洋室はベッド派に安心、和洋室は小さな子ども連れでも使いやすく、
和室は畳でのんびりできるのが魅力です。

万座プリンスホテル公式サイト
その中では私たちは和室を選びました。
- 畳で子どもたちがゴロゴロできる
- 川の字で布団を並べて眠れる
- 唯一、寝る場所と板の間の間に仕切りがあるので、子どもが寝たあとに親だけで落ち着いて話せる
- 窓際の板の間で夫婦の時間を持てる
窓の外は駐車場側でしたが、前を見れば山並みが広がり、高原らしい景色を楽しめました。
冷房設備はありませんが、標高1,800mの立地ゆえ夏でも涼しく、扇風機が備え付けられています。
夜は窓を開けるとひんやりとした風が入り、自然の涼しさを味わえました。
温泉:強酸性の硫黄泉と混浴露天
万座温泉は日本有数の硫黄含有量を誇る強酸性泉。白濁した湯に浸かりながら浅間山を望む露天風呂は圧巻です。

万座プリンスホテル公式サイト
混浴と湯あみ着のルール
- 男性用トランクスタイプ:550円
- 女性用ワンピース型:1,100円
- 購入形式(返却不要)、売店で販売
- タオル巻きも可能(宿泊者は無料貸出)
実際に入ってみると、湯温はやや高めで硫黄泉らしくしっかり体が温まります。
夏場とはいえ標高が高いため、露天風呂へ向かう通路では肌寒さを感じました。
ホテル側からは「内湯でしっかり温まってから露天へ向かいましょう」と注意書きがありましたが、私はそれに気づかずにそのまま行ってしまい、思わず震えてしまいました。
こうした小さな体験も含めて、標高1,800mならではの温泉の醍醐味だと感じました。
時間帯によっては朝日や夕日、そして星空を眺めながら静かな時間を過ごすことが出来ました。
標高1,800mならではの澄んだ空気と白濁の湯に包まれる体験は、ここでしか味わえない特別なひとときです。
ホテルの食事について
万座プリンスホテルの夕食は、基本はブッフェスタイルですが、宿泊プランによっては
フレンチや和食会席などのコースディナーを選ぶこともできます。
私はブッフェ付きの宿泊プランを選んだので、夕食はブッフェを楽しみました。
夕食はチェックイン時に時間を決めるスタイル。我が家は星空鑑賞に合わせて早めにいただきました。
この日のブッフェにはカニが並び、どのお客さんもお皿いっぱいに盛り付けていました。
ローストビーフや地元・嬬恋キャベツを使った料理も豊富で、どれも美味しかったです。
子どもたちが大喜びしたのは自動パンケーキ焼き機。最初に試したときは生地がうまく出ず、極小サイズのパンケーキが完成。家族全員で大爆笑しました。
その後、息子は普通サイズのパンケーキを何度もおかわりしていました。

朝食もブッフェ形式で、こちらもチェックイン時に時間を決めるスタイルです。
パンやご飯、温泉卵、地元野菜のサラダなどが並び、特に牛乳が美味しく、高原の澄んだ空気と相まって格別の味わいでした。
なお、夕食ブッフェは時間ごとにお客さんが入れ替わるため、料理を取りに行くタイミングは少し工夫した方が快適に楽しめます。
混雑を避けて動くと、落ち着いて食事を味わえました。
星空観賞教室:流れ星に歓声が響く夜
夕食後はホテル発のマイクロバスで5分ほど移動し、スキー場の駐車場へ。ここが星空観賞の特設会場です。
スタッフがレーザーポインターで星座を示しながら解説してくれ、子どもたちも夢中に。時折流れる流れ星に、その場にいた誰もが歓声を上げる瞬間は忘れられません。
夏でも夜の気温は20度ほど。高原の夜は思った以上に冷えるので、防寒対策は必須です。
ホテルに戻ったあとは再び露天風呂へ。冷えた体を温泉で温めながら、湯けむり越しに眺める星空は幻想的で、旅の締めくくりにふさわしい時間でした。


2025年 星空観賞会 実施予定
月 | 実施日 | 時間 | 備考 |
---|---|---|---|
8月 | 1日(金)~30日(土) 毎日開催 | 20:00~/20:40~(各回約30分) | ※2025年は終了しました |
9月 | 毎週土曜、14日(日)、16日(火)、23日(火・祝)、30日(火) | 19:45~/20:25~(各回約30分) | ※2025年は終了しました |
10月 | 毎週土曜、12日(日)、14日(火)、21日(火)、28日(火) | 19:45~(約30分) | 悪天候時は室内解説 |
11月 | 14日(金)、21日(金) | 調整中 | |
12月 | 13日(土)、14日(日)、21日(日) | 調整中 |
※万座プリンスホテル・万座高原ホテル宿泊者限定。会場までは送迎バスあり。
※会場にトイレはありません。
※夏でも夜は冷えるため防寒着必須。冬はマイナス10℃前後になる日もあります。
※雨天・曇天時は室内でスライド解説に変更されます。
公式の最新スケジュールはこちら(万座プリンスホテル公式サイト)
館内施設と売店
館内の売店では、夜の晩酌用にお酒を購入することができます。温泉と星空を楽しんだあと、部屋で飲む一杯は格別でした。
また、序盤で紹介した露天風呂用の湯あみ着もここで販売されています。混浴露天を利用する際には安心です。
売店自体はコンパクトですが、必要なものが揃っていて便利。旅のちょっとした楽しみを支えてくれる存在でした。
湯上がりアイスのサービス
浴場を出てすぐの場所では、時間限定でアイスが提供されています。
風呂上がりに冷たいアイスを頬張るのは格別で、子どもたちと一緒に楽しめました。
入浴後のちょっとしたご褒美として嬉しいサービスです。
まとめ:また訪れたい高原の宿
星空と、夏の暑さを感じさせない高原の気候、そして周囲の静けさは、まるで心を洗ってくれるような体験でした。
家族で過ごした時間はどれも特別で、「また来たい」と素直に思わせてくれる場所です。
今回は万座高原ホテルの温泉には足を運びませんでしたが、次回はそちらにも立ち寄り、また違った万座の魅力を味わってみたいと思います。
本当は白根山のエメラルド色の湯釜を家族に見せたかったのですが、火山規制のためもう何年も立ち入りができません。
ただ、万座自然館で写真を見せることができたのは今回の救いでした。実物を見られる日が来ることを楽しみに待っています。
「パンケーキ、よく見たら私たち家族みたい」
形はバラバラだけど、どれも楽しい思い出をくれたね。
そんな風に感じた旅のひとコマでした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
何気ない毎日が、誰かのヒントになるといいな。
家事・育児・ときどき旅。我が家のちょっと便利な暮らしログ
ふろ~む どんぱぱ
今回の我が家の宿泊プランと予約方法
今回、我が家は じゃらんnet を利用し、配布されていたクーポンを使ってお得に宿泊しました。 じゃらんでは「スペシャルウィーク」や「お得なクーポン配布」があり、タイミングを合わせるとかなり割安で予約できます。
内容 | 金額 |
---|---|
通常料金(大人2名+小学生2名) | 78,076円(税込・サービス料込) |
じゃらんスペシャルウィーク クーポン | ▲5,000円 |
リクルート利用ポイント | ▲2,000円 |
実際の支払金額 | 67,916円(税込・サービス料込) |
入湯税 | 大人150円/子供無料(現地支払い) |
ただし、楽天カードをお持ちの方は 楽天トラベル、PayPayをよく使う方は Yahoo!トラベル の方がポイント還元でお得になる場合もあります。 それぞれの経済圏に合わせて選ぶのがおすすめです。
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